HIV検査

Dynascreen HIV Combo

Dynascreen HIV Combo


当院では院内HIV抗原・抗体迅速検査と院外HIV抗原・抗体検査を実施しております。

  • 迅速検査は採血後、院内にて検査を実施し通常、20分ほどで結果をお伝えいたします。[迅速検査の流れ
  • 院外の抗原・抗体検査結果は1〜2日後にお伝えいたします。

HIV抗原・抗体検査に関して以下の点をご理解頂ければ幸いです:

  • 迅速検査はHIV1型p24抗原とHIV1型,HIV2型に対しての抗体を検出する「ダイナスクリーン・コンボ」という検査キットを使用しております。
  • 院内迅速検査、また院外検査は共に全体的に良い検査ですが、「偽陽性」と「偽陰性」がおこることがあります
  • 「偽陽性」とは、実際は感染していないのに、検査にて「陽性」、すなわち「感染している」という結果が出ることです。これは非特異的な反応で、100〜200人に1人位の割合で見られます。HIV感染とは関係ない血液内の他の抗体・物質等が試薬と反応してしまうためだと思われます。よって、迅速検査にて「陽性」の結果が出た場合、その時点では感染していると確定は出来ませんので、再度採血し「確認検査」という検査に出します。※
  • 「偽陰性」とは、実際は感染しているのに、検査にて「陰性」、すなわち「感染していない」という結果がでることです。主な原因は検査するタイミングによるものです(下記の「ウィンドウ期間」参照」)。抗原は感染後2週間後に、また抗体は1ヶ月程後に、初めて検出可能になりますので、それ以前の検査では感染していても検査結果は陰性となることがあります。
  • 確認検査はウェスタンブロット検査、PCR検査等にて検査し、その結果によって本当に感染しているかどうかを確定いたします。確認検査の結果は1週間ほどでわかります。
  • 確認検査にて「陽性」の時点で、HIV感染が確定いたします。HIV感染の場合、体調に問題がなくても早めに専門の医療機関の受診をお勧めします。現在は早期にお薬の服用を開始すること等によって安定した状態を保つことが十分可能な感染症です。治療、医療費、職場、パートナー、友人、家族等に関して全般的に相談出来る専門の施設はいくつかありますのでご相談のうえ紹介いたします。
  • 確認検査の結果が「陰性」の場合は感染してないと判断されます(もとの迅速検査の結果は偽陽性であったこととなります)。

ウィンドウ期間

  • HIVに感染してから検査で検出できるまでの期間です。
  • 感染直後では抗原は検出限界以下なため、結果は陰性となり、また身体が抗体を作るまでにはある程度の期間が必要です。感染後、抗原は2週間ほどで検出可能になります。抗体は通常感染後1ヶ月ほどで検出可能ですが、3ヶ月かかることもあります。
  • よって、検査前の3ヶ月以内に感染の機会があった場合、感染していても検査では「陰性」となる可能性があります(偽陰性)。この場合、3ヶ月以上経過した時点で再度検査して頂ければより確実です。

※最初から「確認検査」を実施すれば良いのでは、と思われる方も多いと思います。残念ながら、「確認検査」は迅速検査等のスクリーニング検査に比べ時間・労力・費用がかかる検査です。このような検査を広範囲に行うことは現実的ではありません。感度が高いため「偽陽性」がある程度の割合で出ますが、感染者を可能な限り早く・多く・効率良く把握するには迅速検査のような検査が適しています。以上のような理由で、まずスクリーニング(迅速)検査、そして必要に応じて確認検査、という流れになっております。

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